ウエディングドレスについてWhat About Wedding Dresses!!??

  近代のウエディング・ドレスは、白、あるいはそれに類似する白系統のドレスが伝統となっていますが、これは1840年に英国のヴィクトリア女王がご成婚の際に着用されたことから一挙に一般に広まり、それ以前は喪服として使われる黒、そして売春婦を示す赤以外であればなんでもよかったのです。

 現在、白は純粋さや誠実さ、さらには処女性のシンボルとして結婚式に相応しいとされていますが、実はこれらは後付けの理由で、実際に純粋さなどを現す色は本来は青色でした。

 一方、幽霊が白い服に白い頭巾をつけている姿はおなじみだと思いますが、日本は古来より御目出度い席には黒を着用し、喪に服す場では白を着用する文化でした。ところが、西洋文化の影響からか現在はこれがまるっきり逆転しているのです。

結論And Conclusion!!

 つまり、日本の結婚式に古来からの伝統というものは存在しません。大目に見ても戦後六十年強の歴史しかないと言っても過言ではないのです。ですから、好きなドレスを選び、好きなスタイルで、結婚する当事者のお二人が納得できる結婚式を行えば良いのです。周りに結婚式のスタイルや衣装、ひいては引き出物について、「伝統を守りなさい」、「常識がない」などと言われてしまった方は、堂々と「結婚式」という儀式がいかに適当な状況下で作られてきたかを説明してあげて下さい。

           
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